第7章 職場に戻る

中村奈々の秘められた場所から、快感が波のように押し寄せる。彼女は思わず、くぐもった嬌声を漏らした。

その魂を蝕むような声を聞き、黒田謙志はさらに昂ぶり、彼女の柔らかく温かい桃源郷へとその身を埋め、思うままに駆け巡り始めた。

中村奈々の身体は硬くこわばり、額には細かな汗が滲む。全身、痛まない場所など一つもなかった。

あまりの痛みに意識が遠のきそうになる。彼女は奥歯を食いしばって必死に耐え、決して声を出そうとはしなかった。

しかし、顔色はますます青白くなり、大粒の汗がこめかみを伝って、枕カバーを濡らしていく。

自分の身体が粉々に砕かれたかのようで、あるいは灼熱の溶鉱炉の中にいるかのよう...

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