第5章

「一分……ああ……あの人、一分すらもたないの」

 プールの壁に押しつけられたまま、私はしゃくりあげ、夫のいちばん屈辱的な秘密を吐き出した。尊厳なんて、ずたずたに裂けて何も残らない。

「みっともないな」

 ダニエルの笑い声は冷たく、残酷だった。彼の手が水の下へ滑り、私の胸――もう硬くなってしまっていて、私自身を裏切っているそれ――を探り当て、容赦なく握りつぶす。

「その役立たず、こんなに奥まで来たことあるのか?」

「な……ない……! ああ、お願い……!」

 彼が私の腰をつかみ、水から半分持ち上げたかと思うと、次の瞬間、乱暴な力で叩き落とした。根元まで、容赦なく突き入れられる。

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