第15章

梨乃が帰った後、千枝は温かいシャワーを浴びてすっきりと汗を流した。

生活に必要なものはすべて揃っている。大学の寮にある荷物もだいたい整理し終えたから、近いうちにまとめて運んでくればいい。

シルクのシーツに寝転がると、これまでにないほどの安堵感に包まれた。

部屋は少し広すぎる気もするが、間取りには無駄がなく、一人でいても怖いとは感じない。

何より、至る所にセンサーライトやフットライトが設置されていて、その微かな光が心を落ち着かせてくれた。

眠りにつく前、スマホを取り出してSNSのタイムラインを眺めた。

由衣の投稿が目に入り、思わずスクロールする指が止まる。

バラのブーケを抱えた由...

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