第20章

「えっ?」

これには三人同時に驚きの声を上げた。

由衣はネイルが手のひらに食い込むほど、きつく拳を握りしめた。

「和也のご両親に会うの?」

「彼が私の両親に会いたいって。父親の会社に戻って働き始めたから」

千枝は淡々と口にした。

綾子は目を丸くする。

「えーっ、それってゴールイン間近ってこと? 結婚するの? そりゃあお互いの親に挨拶するよね」

沙百合は何かを思いついたように少し眉をひそめ、最後に一言だけ言った。

「結婚は遊びじゃないわよ」

千枝は同意するように頷く。

「確かに遊びじゃないけど、和也と付き合って三年以上になるし、そろそろ色々考えなきゃいけない時期かなって」...

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