第41章

だが、悠から歩合を出すと言われたことを思い出し、彼女は一言付け加えた。

「とにかく、私が会社にいようといまいと、ハッキュウ宝飾は国内トップクラスのジュエリーブランドです。提携する価値は十分にありますよ」

たとえクビになったとしても、この二ヶ月分の歩合はもらえるはずだよね?

悠の顔色がすでに変わっているのを察し、梨乃は同情の眼差しを千枝に向けた。

世の中には、こうして人を怒らせる天才がいるものだ。

とはいえ、あの悠をここまで苛立たせるとは、千枝もある意味で才能の塊かもしれない。

拓洋は表情を変えずに聞いていたが、最後に片眉を上げた。

「ハッキュウ宝飾が素晴らしいブランドなのは当然...

ログインして続きを読む