第227章 彼女が好きです

原田麻友は言いかけた言葉を飲み込んだ。

病室は、束の間の静寂に包まれた。

しばらくして、原田麻友が不意に口を開いた。「もし調査に協力してくれるなら、無償であなたの魂を安定させてあげる」

田村玲央は彼女に視線を向けた。

「あなたの魂はまだ不安定よ。今は私の霊力と呪符の紙で、かろうじてあなたの身体に繋ぎ止めている状態なの」原田麻友の口調は、ますます平坦になっていく。「調査を手伝ってくれるなら、無償で魂の安定化に協力するわ」

田村玲央はフッと浅く笑った。「俺の記憶違いでなければ、あんたが今持っている霊力は、すべて俺があんたへの感情を犠牲にして得たものだよな」

原田麻友は「……」と黙り込...

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