第238章 息子を欲しい

 優しいおママはすぐさま手を伸ばしてスマホを奪い取り、上原さんが通話を切ろうとするのを阻止した。

「配信者さん、もう一度言って!」

 原田麻友は信じられないといった顔の優しいおママを見つめ、「この子の父親は、あなたの旦那さんです」

 優しいおママの顔がサッと青ざめた。「そ……そんなはずないでしょう!」

 彼女は自分の夫を睨みつけた。「上原さん、違うわよね! 卓馬とあなたに血縁関係はないわよね!」

 上原さんは、原田麻友が口を開いたときから、ひどく険しい顔つきになっていた。

 彼は慌てて立ち上がった。「俺を信じるのか、それともネットの配信を信じるのか?」

「答えてくれればいいの。...

ログインして続きを読む