第248章 せいぜつ剣

黒田亘は天を仰ぎ、不遜に嘲笑した。

甚だしきに至っては、神様に向かって罵り始めた。

罵り終えた後、彼は再び原田麻友に目をやったが、原田麻友の表情は穏やかで、何の怒りも憤りも見られないことに気づいた。「腹が立たないのか? 私が神様を呪い、神様を貶めたというのに?」

普通の修行者であれば、これを聞いただけで怒りのあまり彼を打ち殺さんばかりになり、神様の正義を守ろうとするものだ。

しかし、原田麻友の表情は彼の予想とは違っていた。

「なぜ腹を立てる必要がありますか? 神様が不公平なのは確かです。ですが、私が守るのは神様が定めた正義ではなく、私自身の心の中にある正義です」

「私の心の中では...

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