第314章 玄門の責任

呪符が何であるか、その場にいる誰も知らなかった。

しかし、その名前を聞いただけで、ろくな符でないことくらいは分かる。

天巫院玲幻は呪符を原田麻友に手渡し、他の者たちに向かって言った。「この呪符に大した効力はない。通常は陽気が過剰な者に使うものだ」

「だが、元々陰気が強すぎる者にとっては、この呪符はまさに雪に霜を加えるようなものだ」

「幸い、君が原田麻友の呪符を持っていたからいいものの、そうでなければ……」

天巫院玲幻は最後まで言わなかったが、他の者たちには想像がついた。

あれほど多くの鬼魂が、もし全て悪鬼だったなら、いや、たとえ悪鬼でなくとも、その呪符とやらが、向井辰也を傷つける...

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