第328章 原田大翔の選択

一日後、制作チームから新しい撮影場所の連絡が入った。

今回、制作チームは民宿を一つ丸ごと貸し切ったらしい。

原田麻友はリュックを背負って民宿にやってきた。

彼女が民宿に着くや否や、向井辰也が駆け寄ってきて、自ら進んで原田麻友の手からリュックを受け取った。「先生、いらっしゃいましたか。道中、大変じゃありませんでした? 今日は日差しが強すぎますよ、先生はどうして傘を持ってこなかったんですか?」

「俺、ちょうど日よけの帽子を買ったところなんですけど、先生、要りますか?」

向井辰也は女性用の日よけ帽を取り出すと、にこにこしながら原田麻友の前に差し出した。

原田麻友は首を横に振る。「太陽と...

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