第332章 幻術

原田日菜は意地になって、リボンを一本一本外していく。

広瀬滉大は冷たい顔で相葉百花を一瞥すると、自分も歩み寄り、リボンを解き始めた。

「俺のは解かなくていい。リボンのせいじゃないと信じてる」広瀬滉大は原田日菜に目をやり、それから原田大翔を見た。

原田大翔は唇を引き結んで黙っている。彼は原田麻友に視線を送ったが、彼女に何の表情もないのを見て、仕方なく口を開いた。「俺のも解かなくていい」

広瀬滉大は嬉しそうに、他の人々のリボンをすべて解いて手渡した。「日菜は本当に善意でやったんだ」

相葉百花は「……」

向井辰也は「……」

玉森仁は「……」

考えるまでもなく、今頃ネットは非難の嵐だ...

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