第335章 ついに私たちの番が来た

「こっくりさん、こっくりさん、あなたは私の前世……」

 原田麻友が三度目を唱え終わらないうちに、皆が握っていた十円玉が、不意にぐらりと揺れた。

 全員の心臓が一斉に跳ね上がる。

 広瀬滉大の指が震え、思わず息を止めた。背筋に突き刺さるような寒気を感じ、無意識に身震いする。

 玉森仁はまだ理性を保っており、ちらりと原田麻友に視線を送った。

 原田麻友は瞬きで、打ち合わせ通りに質問を始めるよう合図する。

 玉森仁はごくりと喉を鳴らし、探るように問いかけた。「こっくりさん、そこにいらっしゃいますか?」

 十円玉は白い紙の上を、ふらふらと辿って大きく『はい』の字を形作った。

 玉森仁...

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