第244章

長老は続けて、明後日に「戦士の刻印」を授ける儀式を行うと告げ、それまでに最低限の瞑想を習得しなければならないと釘を刺した。

時間は残されていない。俺は了承し、今からすぐに取り掛かると伝えた。

長老は頷くと、ひらりと竹の上に飛び乗り、腕を組んで俺を見下ろした。

「海老原和生よ。成功したければ、まずは己を信じることだ。己の能力に対する疑念を、心の底から消し去るのだ」

俺は長老の隣にある竹を凝視し、深く息を吸ってから跳躍した。

竹の上に立つことには成功したが、バランスの重心が見つからず、またしても落下してしまう。

長老は、焦る必要はない、ゆっくりやれば必ず成功する、と励ましてくれた。

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