第246章

長老は厳かに告げた。

「修行はすぐに成るものではない。お前はすでに冥想を会得したのだ、これ以上ここで苦行を続ける必要はないだろう。今日は原始人族にとって祝いの日だ。戻って英気を養い、夜は本田安奈と共に『戦士の刻印授与式』に参加するがよい」

俺はほっと息を吐き、恭しく応じた。

「はい、先生」

石屋に戻ると、庭で本田安奈が瑠璃に付き添い、散歩をしているのが見えた。

瑠璃は俺の姿を認めると、笑みを浮かべて尋ねてくる。

「訓練は終わったの?」

俺は頷き、長老から休息の許可が出たこと、そして今夜の戦士の刻印授与式に参加するよう言われたことを伝えた。

それを聞いた瑠璃は、少し驚いたように...

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