第261章

俺と黒田輝は、魚のスープに入ったジャガイモの塊を相伴した。

 腹ごしらえを済ませると、俺は愛用の機械式クロスボウを軽く掲げてみせ、猿人たちに狩りへ行くぞと合図を送る。

 赤毛が頷き、即座に仲間へ声をかける。

 猿人たちは石槍を手に取ると、銀髪に続いて俺の前に集まった。

 俺は陶器の碗を置き、クロスボウを構え直す。

「よし、行くか」

 俺たちは森の奥深くへと足を踏み入れた。

 道中、俺は黒田輝と並んで歩きながら、猿人たちの思惑や動向について言葉を交わす。

 背後では赤毛と銀髪が何やら低く唸り合っているが、どうやらジャガイモの話をしているらしい。

 黒田輝が不安げな表情で尋ねて...

ログインして続きを読む