第319章

嵐の目のド真ん中――今、俺が置かれている状況を言葉にするなら、そんな表現がしっくりくる。巨大ニシキヘビの王が放つエネルギーは、あまりに強大で、そして覇道そのものだった。

その重圧に押し潰され、意識が飛びそうになったその時、不意に誰かが俺の肩を叩いた。

「あ?」

首を巡らせると、いつの間にかスキンヘッドの男が俺の横に立っていた。彼は両手をポケットに突っ込み、鋭い眼光で巨大ニシキヘビの王を見据えている。

「海老原和生、お前も暇だな。なんでこんな化け物に喧嘩売ってんだ? こいつは正真正銘、レベル3の変異獣だぞ」

呆れたように男が言う。

「好きでやってるわけじゃねぇよ。やむを得ずだ」

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