第420章

スキンヘッドの男が答える。

「あいつらはエリート同盟の実験体だ。実験に失敗した成れの果て、モンスターさ。人の血を啜り、幻覚を見せて感覚を狂わせるのが得意なんだ」

俺はさらに問い詰めた。

「この地下三階エリアに、そんなのっぺらぼうがまだ何体いるんだ?」

スキンヘッドの男が俺を見る。だが、その声は擦り切れたテープのような、耳障りなノイズ混じりの音へと変貌していった。

「マザー……奴らにはマザーがいる……気をつけろ」

眉をひそめて見つめる俺の視界の中で、男の姿がぐにゃりと歪み、ぼやけ、やがて掻き消えるように消失した。

それと同時に、さっきから感じていた重苦しい圧迫感が、さらに強烈にな...

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