第424章

俺は大きく息を吐いて立ち上がり、辺りを見回した。少し離れたところに、長刀が静かに横たわっているのを見つけた。

俺は歩み寄って長刀を拾い上げ、声をかけた。

「瑠璃、無事か?」

俺の声に、瑠璃は微睡みから徐々に意識を取り戻したようだ。その瞳が開き、困惑の色が浮かぶ。自分が拘束されていることに気づき、彼女は驚きの声を上げた。

「海老原和生、これはどういうこと?」

「ここの変異獣が俺たちを捕まえたんだ。本来なら、俺たちを餌にするつもりだったらしいな」

瑠璃は反射的に、傍らで絶命している巨大グモに視線をやり、さらに石像と化したのっぺらぼうへと素早く目を走らせた。

「じっとしてろ。今、解い...

ログインして続きを読む