第445章

伊藤陸斗が合図を送ると、全員が足を止めた。

彼は振り返り、俺たちを見渡して冷静に告げる。

「一時間の休憩だ。その後、裏山へ入り狩りを開始する」

原始人族の精鋭戦士たちは即座に反応し、各々場所を見つけて腰を下ろした。

俺は伊藤陸斗の前に歩み寄った。彼は俺を見て、「どうした?」と問う。

「お前と二人だけで話したい、重要なことだ」と俺は答えた。

俺は辺りを見回し、瑠璃たちが休んでいる場所から距離があることを確認してから、伊藤陸斗と伊藤瑞葵に向き直った。

伊藤瑞葵は興味深げな笑みを浮かべ、俺を見る。

「海老原和生、なにをそんなに勿体ぶっているの?」

俺は彼らに告げた。

「会社が起...

ログインして続きを読む