第467章

「ここの冬は異常なほど厳しく辛いものだ。だから冬が来る前に、来年の冬まで保つだけの食料を蓄えておいたんだ」

俺の説明を聞いて、藤井心太朗は興味深そうに尋ねてきた。

「君が猿人たちを率いて、これを成し遂げたのか?」

俺は力強く頷いた。

「ああ、そうだ。道具の製作、家屋の建築、土地の開墾、そして食料の保存……すべて俺と俺の仲間たちが彼らを指揮してやったことだ」

藤井心太朗は歩み寄り、陶器の甕に入ったジャガイモを一つ手に取ると、しげしげと眺めた。

「私の得た情報によると、君の仲間は屋内にいるこれだけではないはずだ。他の者はどこに?」

「少し前に意見が対立してな」と、俺はもっともらしい...

ログインして続きを読む