第483章

おれは深く息を吸い込んでから、タブレットを三船亜由美へ差し出し、説明した

「これはな、夜明け前にティックがドローンで撮影した映像だ」

三船亜由美はタブレットを受け取り、視線を落として食い入るように見つめる。

「この人……どうして空を飛んでいるの? しかも誰かを抱えてるわ。これは誰なの?」

不思議そうに首を傾げる。

「エリート同盟が動き出す前の夜に、おれのところへ来たやつだ」

「彼……?」

三船亜由美は訝しげに繰り返した。

「ああ。そいつは東側へ向かった。たぶん伊藤陸斗に会いに行ったんだと思う」

「伊藤陸斗に会って、何をするつもりなの?」

三船亜由美が問い詰めてくる。

「...

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