第716章 梯子を外す

戦略会議室は水を打ったように静まり返り、息が詰まるほど重苦しい空気に包まれていた。

しばらくして、ジャック船長が到着した。

大平学が待ちきれない様子で声を張り上げた。

「軍事リーダーが全員揃ったな。会議を始めようではないか」

その言葉が終わるか終わらないかのうちに、俺は口を挟んだ。

「あと二人呼んであるんだ。もう少し待ってくれ」

大平学は会議室の面々を鋭く見渡し、刃物のように眉を吊り上げた。

「エリート同盟の軍事リーダーは全員ここにいる。他に誰がいるというのだ?まさか、海老原首領ご自身が秘密裏に軍事力でも組織したとでも?」

嘲笑に満ちた言葉に、俺はただ薄く口角を上げた。

「...

ログインして続きを読む