46: 野蛮人。

ブルート視点

ベインとエイフェを残してテントに戻った俺が最初にしたのは、ベッドの端に腰掛けることだった。ごわごわした布地を手でなぞりながら、部屋の向こうにある棚をじっと見つめる。

人形――壊れやすい小さなものたちが、完璧に整列している。一つひとつが、前のものより美しい。

人形がそれほど好きというわけでもない。だが、何度も並べ替えることで手持ち無沙汰を紛らわすことができたし、キャンプで生まれた女の子たちに配るのも、なかなかいいものだった。言うまでもなく、その母親たちが娘を俺のテントに連れてきて、他の子供たちと同じように座って遊ばせる時間も、だ。

ゆっくりと棚に近づき、ため息をつく...

ログインして続きを読む