第48章

私は全身から力が抜け、ソファに横たわったまま大きく息を吸っていた。

ドミニクが身を起こして私を見つめる。彼の唇と顎には水の跡が残っていた。

その水がどこから来たものか考えると、思わず顔が赤くなってしまう。赤面しながら、手を伸ばしてそれを拭おうとした。

「ドミニク、どうしてこんな…こんなことするの!」

ドミニクは笑いながら私の手を握り、手のひらにキスをして、さらに身を屈めて唇にも軽くキスをした。

「どう感じた?」

私はドミニクを睨みつけた。彼の目に宿る欲望を見て、何も言葉が出てこなかった。

ドミニクは笑いながら私の唇にキスをし、閉じようとする私の両脚を強引に開...

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