第124章 大西慶輔は俺の人間だ

バカ女。

こんなバカなお嬢さん、騙すのなんてちょろい。

何も知らないくせに、少しでも安く仕入れて自分の小遣いを残そうって魂胆か。あの「格安品」をまとめて買ってくれりゃ、こっちは少なくとも――このくらいは抜ける。

大西慶輔は指を立て、数字を作ってみせた。

……たまらない。

大西慶輔はスマホを取り出し、番号を押す。

「もしもし、鈴木当摩? 例のやつ、ひと口分キープしとけ。そう、それ。ここ二、三日で欲しがってる客がいる」

通話の向こうが数秒、沈黙した。やがて、声を潜めた低い声が返ってくる。

「大西慶輔、お前……正気か? 今、風がきついのに出す気かよ」

大西慶輔は一瞬、言葉を失った...

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