第138章 林田青真を懲らしめる

風見雪音の顔に、ぱっと花が咲くような笑みが広がった。

「ありがとう、斗真!」

彼女は彼の袖を離し、一歩引く。「やっぱり。斗真なら助けてくれるって、信じてた」

御堂斗真はそれ以上なにも言わず、踵を返して去っていった。

風見雪音はその場に立ち尽くし、遠ざかる背中を見送る。口元がゆっくりと吊り上がり、得意げな笑みが滲んだ。

御堂斗真が林田青真を見つけたのは、彼の家だった。

扉を押し開けると、青真はテーブルの端に腰を下ろし、新聞を手にしていた。

「青真」

林田青真は顔を上げ、相手が誰か分かると一瞬固まる。

「御堂さん?」

立ち上がると、驚きが表情をかすめた。

御堂斗真は向かいに...

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