第14章

沈村景は不安でたまらず、痛ましげに沈村遥を支えた。

「丸一日なにも食ってないんだろ。低血糖じゃないのか?」

沈村遥は必死に首を横に振り、よろけながらも立ち上がる。気丈なふりを貼りつけたような顔で。

「大丈夫だよ、お兄ちゃん。私、耐えられる」

「おまえは家で休んでろ。俺が枯れ草を探してくる」

そう言いながら、沈村景は安田歌子をぎろりと睨みつけた。

「自分のことしか考えないやつっているよな。人が困ってても、助けようともしない!」

沈村遥の「ちょっとした失神」に、コメント欄のファンが一気に沸騰した。

【安田歌子ひどすぎ!草くらい、貸してあげればいいのに!】

【歌子さん自己中すぎ。...

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