第23章

夕食はひどく後味の悪いものになった。誰もが頭に靄がかかったようにぼんやりしている。

沈村遥は自分から皿洗いを引き受けた。気が利いて働き者なところを見せたかったのだ。

「みんなは休んでて。お皿は私が片づけるから」

そう言って立ち上がり、進んで食器をまとめ始める。

この場にいる全員が気分の悪さを感じていたこともあり、止める者はいなかった。

鈴野晴美は、沈村遥が自分をアピールしたがっていることに気づいていた。一人で料理までして、そのうえ後片づけまでしている。こんなことをされたら、端役の自分より映る時間が多くなるに決まっている。

内心おもしろくはなかったが、だからといってこれ以上働きたい...

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