第314章 あなたと離婚したい

「話し合い? そんなもの、必要ないわ」

「今さら私が理不尽だと言うの? こうなったのは全部、あなたが私を追い詰めたからじゃない」

「北村隆夫、後悔してるんでしょ。私を妻にしたことも、北村家の三人の若様を私が産んだことも」

「今は私を虐げているけれど、お義父様がくたばれば、この北村家はすべて私の息子たちのものになるの。その時、あなたがどんな顔をして私に許しを請うか、見ものだわ」

 中村純子はまたしても北村家の祖父に言及し、あまつさえその死を願うような呪詛を吐いた。

 北村隆夫の怒りが再燃する。

 反射的に平手打ちを見舞おうと手を振り上げたが、理性が寸前でそれを押し留めた。

 彼は...

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