第346章 誰の入れ知恵?

「失せろ、どいつもこいつも失せやがれ! この女たちに指一本でも触れてみろ、そのイチモツ切り落としてやるからな!」

 怒号と共に、川原裕子と夏川伊智の泣き声が遠のいていく。

 佐藤愛は顔を上げ、小屋の小窓から外の様子を窺おうとした。だが数分後、衣服を乱された二人が、男たちによって乱暴に部屋の中へ放り込まれてきた。

 佐藤愛の姿を認めるなり、川原裕子は嗚咽を漏らした。

「佐藤愛、佐藤愛……」

「川原裕子、大丈夫。怖がらないで、私がいるから」

 佐藤愛もまた、涙ながらに答える。彼女は直感していた。自分たちは今、絶体絶命の窮地に立たされているのだと。

 見張りの男は、夏川伊智と川原裕子...

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