第411章 全員追い出せ

中村純子が北村隆夫との離婚にあたって財産分与を求めたのだが、その対象がなんと『北村グループ』そのものだというから呆れて物が言えない。

北村隆夫は北村グループで一日たりとも働いたことがない。ましてや、グループのために尽力したことなど皆無だ。彼はただ創業家の人間として株式を多少保有しているに過ぎない。中村純子が離婚を望むなら、そのわずかな株式を分与すれば済む話だ。それなのに彼女は弁護士に相談し、北村グループの半分を奪おうと画策したのだ。

その野心、その強欲さは、並大抵のものではない。

北村家の三人の息子たちは、信じられないという眼差しを中村純子に向けた。

彼らの視線には、母親に対する失望...

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