第429章 縁談に口出しした末路

 北村家の面々は、総出で佐藤家の後を追った。しかし、佐藤お爺さんは顔をどす黒く染め、一歩たりとも足を止めようとはしない。

 北村お爺さんまでもが、虚弱な体を引きずりながら、佐藤お爺さんともう一度話し合おうと必死に食い下がる。

 だが事ここに至っては、佐藤お爺さんは誰の顔も立てるつもりなどなかった。

 佐藤愛は何度も何度も振り返り、北村辰を見つめた。

 北村辰もまた、早足で追いかけながら、名残惜しそうな瞳で佐藤愛を見つめ返す。二人の視線には、底知れぬ無力感が漂っていた。

 この光景を目にし、望み通りの結果を得た中村純子は、内から湧き上がる歓喜を隠しきれずにいた。目の前の惨状を見てもな...

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