133.人はどこにいるのか

石原絵梨花は長居せず、松岡友希が水園まで送り届けて休ませた。

折しもその頃、三高には石原絵梨花の一件が伝わっており、林田校長がわざわざ電話で見舞いを入れてきた。

案の定、林田校長は木村爺さんにこっぴどく叱られた。

松岡友希が石原絵梨花を送り届けて戻ってきた時、木村爺さんはちょうど電話を切ったところで、苛立ちを隠しもせず山口浩に吐き捨てた。

「どうせまた、石原家のあの子の仕業だろう!」

山口浩は、木村爺さんが石原七緒を指しているのだと分かっていた。

「木村爺さん、あまりお怒りにならず。松岡さんも、お嬢様のためにきっちり落とし前はつけています」

木村爺さんはそれを聞くと、ちょうど入...

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