157.白菜みたいに

翌日。石原絵梨花は午後の授業が終わっても特に用事がなく、病院へ福原優奈と木村爺さんの見舞いに行くことにした。

松岡友希にも木村爺さんにも言わず、タクシーで直接向かう。

病院に着くと、まずは福原優奈の病室へ。最近のノートと宿題を持ってきて、ベッド脇のテーブルに置いた。

優奈はすでに安田莉子と村上佳奈から、絵梨花が学年1位を取ったと聞いていたらしく、目を丸くして言った。

「石原絵梨花、すごすぎない? そんなにできるなら、前から毎日でもくっついて勉強教えてもらえばよかった」

その言葉に福原夫婦まで顔をほころばせ、絵梨花への態度が一段と丁寧になる。

「ぜひ、これからも優奈のところへ来てあ...

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