186.彼女は打ち間違えたのだろうか

石原絵梨花は松岡友希との通話を終えると、その流れで早山恵也にも伝えた。松岡友希が、彼の見つけた血液サンプルの一部をこちらに回してくれる、と。

早山恵也は興奮のあまり、今にもプレーリードッグみたいに叫び出しそうだった。

「うわあああ! 絵梨花、やっぱお前は頼れる!」

「絶対に突き止めてやる。お前以外で、あんな特殊な血の持ち主が誰なのか!」

「安心しろ! 今回は絶対、手がかり掴むから! いい報告待ってろ!」

そう言われても、石原絵梨花は大して期待していなかった。

これまでも何度も、早山恵也は「いける」と言っては、結局は空振りだったのだ。

もう慣れている。

ひとまずこの件を片づける...

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