023.私のことが嫌いですか

石原絵梨花は寝るのが早いぶん、翌朝の目覚めも早かった。

寮のほかの連中がまだ起きていないのを確認すると、物音を立てないように身支度を整える。着替えて洗面を済ませ、鞄を手にそのまま寮を出た。

朝の校内はしんと静まり返っている。食堂も人影はまばらで、石原絵梨花は食券を通して肉まんと豆乳を買い、隅の席に腰を下ろした。ゆっくりと朝食をかじる。

昨夜は珍しく夢も見なかった。目が覚めたらもう明るくて、眠りの質も悪くない。おかげで、今日の機嫌はわりとマシだった。

しばらく食べてから、石原絵梨花はスマホを取り出して電源を入れる。

次の瞬間、未着信が十数件、未読メッセージが数十件、どっと画面に溢れた...

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