第22章

スタッフがすぐさま監視カメラの映像を呼び出した。

映像には、吉崎直子が箱を持ってトイレへ入ってから数秒後、ひとつの人影が後を追うように入っていく様子が映っている。

その人物は――間違いなく神崎晴子だった。

その瞬間、場の視線が一斉に神崎晴子へ突き刺さる。

神崎晴子は表情をわずかに強張らせ、唾を飲み込んだ。

「な、なによ……そんな目で見て。確かにトイレには入ったけど、私じゃない!」

そう言いながら、顔には悔しさと委屈が滲む。

「まさか、それだけで私を疑ってるの?」

画面ではちょうど、神崎晴子がトイレから出てくるところまで進んでいた。

彼女は左右をきょろきょろと見回し、何かを警...

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