第13章 真相を探しに行く

午前2時40分。

高級住宅街のいちばん奥。人目の届かない袋小路の植え込み脇に、妙に艶のある黒いセダンが停まっていた。ナンバーは付いていない。ハイビームは切られ、霧灯だけがひとつ、ぼんやりと闇を舐めている。

内側からドアが押し開けられ、相澤永知が運転席を降りた。三歩を二歩で詰める勢いで、壁際へ向かう。

日向茜が、塀にもたれていた。顔色がどれほど白いのか、暗がりでははっきり見えない。

相澤永知の歩みが、半拍だけ止まる。

――何も聞かない。

茜の肩を支えて助手席へ座らせ、シートベルトを掛け、ドアを閉める。運転席に戻ると、エンジンをかけた。

車は市街地の外周を走るバイパスを西へ。窓外の...

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