第26章 真田修一がいなくから、彼女がキラキラ輝く日向茜

午後4時。仁愛病院のICU前――。

日向茜は、清潔な白のパーカーに着替え、髪を低い位置でひとつに結んでいた。

ナースステーションの当直看護師は彼女の姿を見るなり、すっと立ち上がる。

「日向様、竹田さんは本日も各項目とも安定しています。相澤医長から昨日ご指示がありまして、もともとの3番ベッドから、窓際の1番へ移しました。少しでも日当たりのいいほうがよろしいかと」

日向茜は一瞬、目を瞬かせた。

相澤永知からは、そのことを聞いていなかった。

「ありがとうございます」

小さくうなずくと、彼女は隔離扉を押し開けて中へ入った。

1番ベッドは窓際にある。午後の陽射しが半透明のカーテンを透か...

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