第43章 報いが子供に降りかかる

夜は重く沈み込んでいた。

寺内安のアパート。客間のドアは固く閉ざされている。

日向茜は強い鎮痛薬を2錠飲み、布団の中で小さく丸まった。薬に押し流されるように、どうにか眠りに落ちたものの、呼吸は浅い。寝顔の眉間だけが、最後までほどけない。

髪を切って戻る途中、茜は2回吐いた。

寺内安は顔面蒼白になり、蘭川一号に戻ることだけは絶対に許さなかった。半ば引きずるようにして、そのままアパートへ連れ帰ったのだ。

――そのとき。

ぶる、とスマホが震えた。

画面が点いた瞬間、寺内安は反射的に放り投げそうになった。

着信表示はない。それでも分かる。真田修一だ。

この番号を登録したことは一度も...

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