第124章死に直面した臆病

――ダックス――

「おまえらは全員、焼け死ぬ! 母上が来る! 来るんだ――おまえらはみんな死ぬ! それを見て、俺は笑ってやる!」アレックは罵声を張り上げるたびに顔を真っ赤にし、首筋の血管まで浮き上がらせた。それでも、なおも止めなかった。

「おまえらは俺の知ってることを知らない。あの方が何になったかも知らない!」彼は鼻で嗤い、眼球を上へと転がすようにして、ダックスの血の気を凍らせる笑い声を轟かせた。「もう殺せねえんだ。母上は俺を救う! おまえらなんざ、跡形も残らねえ。母上は本物のルナだ。今、玉座に座ってるあの雑種なんかより、どれほど強いか――見せつけてやる」

そして彼はエイサへ向き直った。...

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