第141章 1年後

。・:••●••:・。一年後。・:••●••:・。

ミスタル――

ルナ・エイサが身支度を整え、一日の支度をするあいだ、ミスタルは部屋の外に立っていた。

ふだんなら、そう長くはかからない。ミスタルも部屋に控えていてよかったのだが、最初の数か月を経て、エイサは朝の支度だけは人目を避けて、あるいはアルファ・ダクスと二人きりで過ごしたいと強く望むようになっていた。

今日も例外ではなかった。だから扉が開き、愛し合ったあとの気配と笑いの余韻をまとったアルファ・ダクスが出てきたとき、ミスタルはその可笑しさを職務的な仮面の下に押し隠した。

だが、アルファ・ダクスはいつものようにそのまま歩き去らなかった。代...

ログインして続きを読む