第33章夕食用の肉

―ダックス―

血が喉を伝って流れ落ちた。牙が顎のあいだの肉を引き裂き、引きちぎるたびに、熱いそれが溢れ、泥のように地面と白い毛皮を染めていく。匂いは甘美だった。

最初にここへ来たとき、彼は飢えに飢えていた。自分が殺したのが誰なのかも分からない。ただ怒りと飢餓に突き動かされていたことだけは確かだった。殺して、満たして、また動く。それ以外のことができなかった。

彼はもう一度頭を振り、邪魔な外側の層をがくんと引きはがして、下の旨い肉にもっと届くようにした。舌で牙を舐め、味をじっくり噛みしめる。

自分が何により変じたのかは思い出せない。ただ、女神が門を開き、彼を通した――そのことだけが残ってい...

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