第49章ザ・ノッティング

――ダックス――

彼は、自分の結び目が彼女の骨を越え、奥へ滑り込んでその内側におさまるのを感じた。きつく締まる感触は、ほとんど耐えがたいほどだった。それでも、彼女の身体が自分のすべてを受け入れるまで押し進めた。彼女は自分の番だった。運命のオメガ。自分の身体は、ただ彼女のためだけに作られていた。自分の持つものも、自分自身も、すべて彼女のものだ。なのに、彼女の顔が苦痛にきゅっと歪むのを見て、彼は落ち着きを失った。

本来なら、彼女を傷つけられるはずがない。だが彼の狼は、身体を静めることを許さなかった。番を抱けと、ダックスに命じていた。そして、自分の放出がオメガの奥へ流れ込んだ瞬間、彼は天井へ向か...

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