第78章相違点

――ベア――

「アッシュ先生……」彼女は彼の目をまっすぐ見つめた。何かを探している――そう自分でもわかるのに、それが何なのかははっきりしなかった。

「カオル。お願いだ……カオルって呼んでくれないか?」彼は言い終える直前、顔をきゅっと歪め、うつむくと、ゆっくり片膝をついた。

『えっと、ベア。ちょっと抑えたほうがいいかも。みんな眠らせちゃってるよ』

狼がそう告げたとき、若い者たちの何人かが床に崩れ落ち、意識を失った。

「えっ! どうして? 私、やり方なんて――わからないのに」心配が胸の奥からせり上がり、感情がさらに高ぶって、彼女から流れ出る力はいっそう強まってしまう。

「ルナ……?」カ...

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