第80章倉庫とディスカッション

――ダックス――

絶え間ない移動が続いたこの一週間、護衛たちは代わる代わるダックスに何があったのかを問いただしてきた。どうして目覚めていられるのか。何をしたのか。誰と手を組んでいるのか。なぜ婚約者を殺し、奴隷と結婚したのか。そんな問いが、次から次へと終わりなく浴びせられた。

ダックスは、そのどれにも答えなかった。どうやらロンテルが経緯の一部は話していたらしい。だが、彼でさえすべてを知っているわけではなく、ダックスにも護衛風情に自分のことを説明するつもりはなかった。

自分の口で語る時が来るなら、その相手は父だけだ。それ以外には誰にも話さない。ロンテルは、シュヴァリエには包み隠さず話すべきだ...

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