第83章レオの後悔

――レオ――

「ルナだと?」レオの顔に困惑が走った。本気で奴隷を玉座に据えるつもりなのか。「ダックス――」

「気をつけてください、父上。妻について何か言う前に知っておいてほしい。彼女は俺の人生でいちばん大切な存在です。だが、それだけじゃないんです」

ロンテルが咳払いをした。まだ部屋に残っていたのは彼だけで、しかも強制的な変化を終えたばかりで裸のままだった。服は変身の際に脇へ落ち、くしゃくしゃになっている。ダックスの視線が父親からロンテルへ移る。「何だ?」

「ただ、いっそアルファに、何が起きたのかと、彼女が何者なのかを話したほうが、状況の助けになるんじゃないかと思っただけです」

彼女が...

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