第127章 二倍の賠償

リフク仕入れ商談会。

「倍額の賠償だと? いい気になりやがって!」

男は契約書を床へ叩きつけた。

「どんだけ腹黒いんだよ。契約の時点で違約金の額をデカく書いといて、今さら倍を寄こせ? 寝言は寝て言え!」

菅田康平は表情ひとつ変えない。

「高橋社長、契約を破ったのはそちらです。五年のあいだ原石を供給する――そうやって双方で署名した。それを急に『出せない』と言われて、うちの損失は誰が負担するんです? 300万が高いと? 俺はむしろ安いと思ってますが」

高橋社長が鼻で笑う。

「原石を出すって言ったのは事実だ。だがな、お前らが自分で目をつぶって人を怒らせたのが悪い。六条家が公言してるだ...

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