第14章 この子は葉山社長にそっくりだ

仕事が一段落し、ちょうど食事に行こうとしたときだった。入口に葉山墨也が立っているのが見えて、小林茉由は思わず眉をひそめる。

「葉山社長、何か御用ですか?」

葉山墨也は見下ろすように彼女を見た。

「ここへ呼んだのは、手伝わせるためだ」

「私、十分忙しいですけど?」

小林茉由は半ば呆れたように笑う。朝からずっと、休む間もなく動きっぱなしだった。

「全員にお前の指示を聞けと言ったのは、社長室で好き勝手させるためじゃない」

葉山墨也は冷えた顔のまま言い切った。

――なるほど。

なぜ自分を社長室に入れたのか、ようやく腑に落ちる。ここで待ち構えていたわけだ。

「小林雪乃が、私にいじめ...

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