第141章 私が要らないものでも、あなたみたいなのに持つ資格はない

「あなたの?」

小林茉由は口元だけで笑い、小林雪乃を見た。

「これ、お父さんが私にくれたブレスレットなんだけど。いつからあなたの物になったの? 呼ぼうか、お父さん。ここで面と向かって確かめようよ」

小林雪乃の瞳に、ひゅっと慌てた色が走る。

「みんな家族じゃない。どうしてわざわざ、叔母さまのお誕生日会を壊すの……? 茉由、葉山社長のことが好きなのはいいよ。言ったでしょ、譲るって。だから、もう騒がないで……」

「わかってる。私、私生児だし……お父さんはずっとあなたを贔屓してきた。でも、これは私にとって一番大事な――」

「ふふ」

小林茉由が軽く笑って遮った。

「今さら私生児だって認...

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